2026年の夏、私が食べた「夏の魚」7選!

10月に入り、いよいよ夏も過ぎ去った感じですが、この夏もいろいろな魚を食べました。
で、このうちとくに印象に残っている魚を7つ選びました。
いずれも夏に美味しいとされている魚で、いずれもすこぶる日本酒との相性が抜群です。

梅雨イサキ

日本海で獲れたイサキです。それも梅雨に獲れた「梅雨イサキ」で、脂が乗って最もうまいとされているイサキです。
画像のイサキは釣り魚で、「イサキはタナを釣れ」と言いますが、これらを釣った方によれば、朝まづめ、すぱすぱウキが消し込んで、面白いように釣れたとのことでした。
脂が乗っているので炙りの刺身にして食べると美味いと勧められましたが、バーナーの用意がなかったので普通に刺身にして食べました。それでもすこぶる美味かったです。

腹を裂くとメスなら卵、オスなら白子がありましたが、これらは下の画像にあるとおり煮付けにして食べました。珍味といった味わいで、いい箸休めになりました。


ヒラマサ
磯のスプリンターことヒラマサ。ブリに姿形が似ていますが、ブリよりは引き締まってスリムで、ブリの「寒ぶり」とは反対に夏から秋の間が美味い魚です。
刺身は無論、塩焼きや照り焼き、どうやっても美味い魚です。
冒頭の画像のヒラマサは鎌倉の「鎌万」で買ったものです。

タカベ

画像のタカベは「鎌万」でヒラマサを買ったときに一緒に買ったものです。
刺身にしても美味い魚ですが、やはりその滴るような脂を慕って塩焼きにして食べました。

タカベのような魚が普通のスーパーに陳列されているといいなぁと思うのですが、タカベに限らず、大抵のスーパーは魚コーナーの品揃えが貧弱に過ぎてがっかりしています。
コチ

「照りゴチ」と呼ばれるように真夏のカンカン照りの時期に最も美味くなる魚です。
見た目はちょっとグロテスクなユニークな姿形をしていますが、とても美味しい魚です。
江戸前の代表魚の一つだと思いますが、コチは内湾の砂地を好むことから、それだけかつての江戸湾にはコチにとっての好条件が整っていたのでありましょう。環境問題について、つい考えさせられてしまう魚の一つです。
画像の魚はやはり鎌倉の「鎌万」で買ったものです。

カンパチ

大きいものだと2mほどにもなるカンパチ。画像のカンパチはそれよりもずっと幼いもので、カンパチという名前の由来である頭部の「八の字」がまだ消えずに残っています。
カンパチは暖流系の魚で、昔私はよく八丈島へ行きましたが、そこでは大変馴染みある魚でした。
八丈島でよく見かけたカンパチの釣り方は、まずムロアジなどの小魚を釣り、これを背掛けにして泳がせてする「泳がせ釣り」です。生き餌になったムロアジは「ん??」という感じでちょっと可哀想な釣り方ではありますが、私もトライしたことがあります。でも釣れたことはありません。泳がせてからしばらくして回収してみると、ムロアジの魚体の半分ほどを何者かに食いちぎられていて、ムロアジには全く無駄死にの大変気の毒な釣りになってしまいました。
刺身のお味は大変美味なること、言うまでもありません。
画像のカンパチもやはり鎌倉の「鎌万」で買ったものです。

アカハタ

体色の美しい魚です。南方系の魚ですが、一体に魚も人も何もかも、南へ行けば行くほど陽気にカラフルな装いになるのは面白いですね。
画像のアカハタは伊豆諸島で獲れたもので、やはり鎌倉の「鎌万」で買ったものであります。
ハタ科には様々な種類のハタがいて、ハタは一般に美味い魚とされていますが、このアカハタは中でもあまり美味しくないとされているようです。・・・が、なんのなんの、画像にあるとおり刺身にして食べましたが、歯応えがあって相当に美味しくはあったのでございます。

落ち鮎

画像の鮎は頂き物です。
落ち鮎は「錆び鮎」ともいい、体色が錆びた色になっているからだそうで、「錆び鮎」の語は秋の季語にもなっているようです。ですから、落ち鮎は正しくは秋の魚になるのではありましょうが、頂いたのが八月も末つ方だったものですからここに掲載しました。
鮎は「香魚」ともいい、その名のとおり、大変香りのいい匂いを嗅がせてくれます。爽やかな、いつまでも鼻腔に残り続けるような種類の匂いです。

画像にあるとおり、塩焼きにして食べました。内臓から含めて丸ごと全部食べましたが、なんでしょう、岩についた苔を食べる魚だからでしょうか、そのお味も匂いに劣らず大変爽やかなのであります。
Lab 鎌倉奥乃院 益田 寿永

