鎌倉の画家たちとその作品

「鎌倉文士に浦和画家」といわれますが、鎌倉にもその静寂と明媚な風景を慕って多くの画家たちが移り住んだのでした。それも、大家とか巨匠とか呼ばれている偉大な画家たちが。例を挙げれば、前田青邨、平山郁夫、小倉遊亀、鏑木清方、伊東深水、黒田清輝、岸田劉生など。
古くは、報国寺や旧華頂宮邸がある宅間谷、ここに鎌倉幕府の絵師、宅間為行が住んでいたことから、美術史上に「宅間派」という絵画の一派が存在しているわけです。
鎌倉文士の一人、川端康成は美術品のコレクターとしても有名で、浦上玉堂や池大雅などの名品を所有していましたが(現在は「川端康成記念会」蔵)、彼の作品には美術品から影響を受けたものも少なくないのでした。画家たちと浅からぬ交際を続けた人物でもあります。
絵画は鎌倉とは切り離せないもう一つの顔です。
そこで、私たちLab 鎌倉奥乃院は、「鎌倉の歴史と芸術」という本を制作し、この中の「鎌倉の絵画」という章において、日本の絵画の歴史と主な作品、そして鎌倉の画家とその主な作品を詳しく紹介しています。
興味のある方は下を是非チェックしてみてください。
Lab 鎌倉奥乃院 代表 益田寿永
「鎌倉の歴史と芸術」 著者:益田寿永
以下、本の紹介の抜粋
鎌倉という街は私たちを幸福にしてくれます。そして今や、その「私たち」とは、日本人だけではなく、世界の人々がこれに該当するでしょう。 中でもこの本の著者にとっては、その人生において、鎌倉は欠くことのできない必要な街になっています。鎌倉を思うだけで元気が出てきます。
どうして元気が出るのか?
鎌倉は多面的な街です。一面に中世の歴史があり、他面にはグルメやマリンスポーツ、それに文化、芸術、そして海山の自然があります。
人々に幸福をもたらす街、元気にしてくれる街、鎌倉とは一体どんな街なのか?
本書では、「歴史」「和歌・短歌」「絵画」そして「映画」の四つのテーマから鎌倉の正体を明らかにしていきます。いずれも鎌倉に深く根を張っている重要なテーマです。
鎌倉を知ることは日本を知ることであり、それはその歴史と美しさに我が身がいつも包まれているということです。
ストレスなくお読みいただくための一助として、要所に写真を掲載しています。
大まかな目次:「鎌倉の歴史」「鎌倉の和歌・短歌」「鎌倉の絵画」「鎌倉の映画 松竹大船撮影所」
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