島根が舞台の小説「出雲へ」

小説「出雲へ」 益田寿永 著

私、今年1月に島根県を主な舞台とする小説を文芸社という出版社から出版させてもらいました。

上の画像のとおり、「出雲へ」というタイトルです。

概要は次のとおりです。





家族の物語です。





一度離婚を経験した太一は島根県の松江で育った友美と再婚をし、女児を一人授かります。再婚にあわせて東京から島根へ転勤した太一は、産後に骨粗鬆症になってしまった友美と共に島根での最初の赴任の地浜田市から出雲市へと転勤しますが、神話の地出雲には、太一にとっては理由の知れぬ陰鬱で不吉な気が感じられ、また太一が接する土地の人々は、いまだに、あたかも山陰の冬季の気候のように抜け切らない古い因習と頑固な矜持の中で暮らしているのでした。

島根県浜田市の海。山陰では夕日は海の中へ沈みます。

一方、関東で暮らす太一の両親は、父の恵二が癌のために余命いくばくもなく、相次いで母もまた子宮に癌が見つかり、すぐに手術したものの重度のうつ病に罹ってしまいます。父の恵二はその生涯最後の旅行で出雲まで来て、「俺たちのことはいいから、お前たちはこのまま島根で暮らせ」と言いましたが、太一の親戚たちは島根にいる場合ではなく、すぐに関東へ戻るべきだと忠告します。東京育ちの太一はいよいよ出雲での暮らしが疎ましくなってきていました。また、太一と友美は今後娘のさくらにとってどちらで暮らした方がその成長にとってよいのか話し合います。

国引き神話の山、三瓶山の春

結局、二人は関東へ移住することに決め、その地を鎌倉に定めました。鎌倉は太一の両親の田舎である島根県益田市で暮らしている、太一にとっては伯父の巌が、かつて「西の益田、東の鎌倉」と言いながら、それらの街が共に中世の街であることを力説していた歴史の街でした。





鎌倉の家にはよく蝶々がやって来ました。さくらはそれらを指さしながら「おじいちゃんの蝶々」と太一等に教えてくれるようになります。さくらがそこに死んだ恵二の霊を見ているのかどうか、それは大人たちには分からないことでした。

日本で一番高い灯台の出雲日御碕灯台(国重要文化財)

と、概要はざっとこんな感じですが、そこには関わる人々の喜怒哀楽と山陰の風物が織り込まれています。

実際、私の両親は島根県益田市出身で、私の少年時代は、とくに夏休みの期間にそこで生活をしていました。また、大人になってからは縁あって5年間、島根県で暮らしました。





島根県はかつての出雲国、石見国そして隠岐国が合体して出来た東西に長い県で、いまだに色濃く東西の文化の違いが残存しているユニークな県なのですが、私はその旧出雲国内に3年間、旧石見国内に2年間生活したのでした。

石見地方で盛んな石見神楽。アップテンポなリズムが特徴。「日本遺産」認定

島根県は素晴らしい県です。古事記を紐解けば、出雲が日本国の成り立ちに重要な関係があることが分かりますし、石見は古くは柿本人麻呂、雪舟、そして近くでは森鴎外や西周、隠岐国に至っては第一級の歌人後鳥羽院の故地です。





そして、島根の美しい自然。とくにその海の美しさは比べるものがありません。





このような島根を常に念頭において小説を書きました。

国宝松江城天守閣最上階

もし興味をお持ちいただいたのであれば、下の購入方法をチェックしてみてください。

小説「出雲へ」購入方法

(1)本屋さんでの購入方法

東京の辺りですと、





神保町の「書泉グランデ」、お茶の水の「丸善 お茶の水店」、新宿の「紀伊國屋書店 新宿本店」





神奈川ですと、横浜の「有隣堂 横浜駅西口店」、同じく「有隣堂 本店(伊勢佐木町)」





などにあります。

ただし、本の販売は取次を介した委託販売(返品可能)という古式床しいやり方でなされているので、1か月ほどで引き払われ、書店に並ばなくなってしまう場合があります。





この場合は、取り寄せになってしまいますが、取り寄せの手続きは全国どこの書店でもでき、配送料等もかかりません。また、下記のネットでの購入のほうが手間も時間もかからないかもしれません。

(2)ネットでの購入方法

私の本はAmazonや楽天ブックス、セブンネットショッピングなどのネットストアでも販売されています。タイトル名や著者名で検索してみてください。

(3)小説のISBN

本を求めるにあたっては、ISBNをお伝えすると速やかです。このISBNというのは本を特定するための世界共通の国際規格ナンバーです。





私の本のISBN:978-4-286-27347-1

Lab 鎌倉奥乃院 益田 寿永